【超初心者向け】ドルコスト平均法とは?つみたて投資の基本戦略を解説


「投資ってタイミングが難しそうで、結局始められないんですよね…。株価が高いときに買ったら損するんじゃないかって不安で。」

「その気持ち、よくわかるよ。実は多くの初心者が“買うタイミング”で悩んでいるんだ。でも、そうした悩みを減らせる投資の方法があるんだよ。」

「えっ!そんな方法があるの?」

「うん。ドルコスト平均法 というんだ。投資の王道戦略のひとつで、“つみたて投資”の基本になる考え方なんだよ。」
【超初心者向け】ドルコスト平均法とは?つみたて投資の基本戦略を解説
目次
ドルコスト平均法とは?
ドルコスト平均法(英語では Dollar Cost Averaging)とは、
毎月・毎回、同じ金額で投資を続ける方法のことです。
例えば、毎月1万円を投資信託に積み立てるとします。
- 株価が高いとき → 少しだけ購入
- 株価が安いとき → 多く購入
このように、自動的に「高いときは少なく、安いときは多く」買う仕組みになるので、購入単価が平均化されます。
👉 投資の“タイミング選び”に悩まなくて済むのが大きなメリットです。
ドルコスト平均法のメリット
- 投資のタイミングを考えなくていい
→ 「今買うべきか?」という迷いを減らせる。 - リスク分散ができる
→ 一度に大金を投資するより、価格変動の影響を小さくできる。 - 習慣化できる
→ 毎月一定額を積み立てるので、家計管理もしやすく長続きする。
ドルコスト平均法のデメリット
もちろん注意点もあります。
- 一括投資に比べてリターンが小さくなる場合がある
→ 市場がずっと右肩上がりの場合、早く大きく投資した方が得になるケースも。 - 短期で大きく儲かる手法ではない
→ あくまで「長期・コツコツ」が前提。数年で大きな成果を期待する方法ではない。
👉 FPとしては、「生活に支障がない範囲で長期的にコツコツ続ける」ことを前提に取り入れるのがおすすめです。
つみたて投資の基本戦略としての位置づけ
ドルコスト平均法は、つみたてNISAやiDeCo と非常に相性がいい仕組みです。
これらの制度は「毎月の積立投資」を前提としているので、自然とドルコスト平均法を実践できるようになっています。
特に初心者にとっては、
- タイミングに悩まない
- 少額から始められる
- 長期で資産形成しやすい
という点で安心感のある投資手法です。
まとめ
- ドルコスト平均法=「毎回同じ金額で投資する仕組み」
- 高いときは少なく、安いときは多く買えるので平均購入単価を下げやすい
- メリット:タイミングを考えなくてよい、リスク分散、長期で安定
- デメリット:右肩上がり相場では一括投資に劣る可能性も
FPの結論:初心者が長期投資を始めるなら、まずはドルコスト平均法でコツコツ積み立てるのが王道です。
💡 次のステップとしては「つみたてNISAでドルコスト平均法を実践する流れ」をチェックするのがおすすめです。