「【超初心者向け】つみたて投資の途中で下落したら?やってはいけない対応とは」


「先生、大変です!つみたてNISAで買ってる投資信託がマイナスになってます…!やっぱり売ったほうがいいんでしょうか…?」

「すずさん、焦る気持ちはよくわかります。でも、実は“今こそ何もしない”のが一番大事なときなんだよ。」

「えっ?マイナスになってるのに、何もしないほうがいいんですか…?」

「そうなんだ。多くの人が“やってはいけない対応”をしてしまうんだけど、それが将来の利益を減らしてしまう原因になるんです。今日は“下落時の正しい考え方”を、初心者向けにわかりやすく解説しますね。」
【超初心者向け】つみたて投資の途中で下落したら?やってはいけない対応とは
目次
■下落時にやってはいけない3つの行動
①焦って売却してしまう
つみたて投資で最も多い失敗が「含み損になったから売る」こと。
投資信託は一時的に下がっても、時間をかけて回復することが多いです。
市場の短期的な波に反応して売ると、安く売って損を確定してしまうことになります。
📊 FPポイント:
長期で見ると、過去の株式市場は何度も下落と回復を繰り返してきました。
つみたて投資の本質は「平均購入価格をならすこと」。下落時もコツコツ続けるのが勝ち筋です。
②積立を止めてしまう
一見「下がってるから積立を一旦止めよう」と思うかもしれません。
しかし、それは安く買えるチャンスを逃すことになります。
価格が下がっているときこそ、同じ金額でより多くの口数を買える=将来のリターンが大きくなりやすいのです。
💡 ドルコスト平均法の原理:
安い時に多く買い、高い時に少なく買うことで、平均購入単価を下げられる。
これが「コツコツ積立」の最大の強みです。
③短期の値動きに一喜一憂する
ニュースで「株価が下落」と聞くたびにアプリを開いて残高を確認していませんか?
短期的な値動きに反応するのはストレスの原因になります。
投資は長期戦。数年単位で成果を見る姿勢が大切です。
■FPが教える「下落時の正しい対応」
- 焦らず積立を続ける
➤ 「今は安く買えるチャンス」と考えよう。 - 資産配分(リスク許容度)を見直す
➤ 下落で不安が大きいなら、株式比率を少し減らすのもあり。 - 長期目線で“10年後”を意識する
➤ 目先の評価額ではなく「将来のゴール」にフォーカス。
■実際に起きたケース:コロナショック後の回復例
2020年3月、世界の株式市場はコロナショックで大幅下落しました。
しかしその後、約1年で大きく回復。
この間に積立を続けた人は、安値で多く買えた分リターンが増えたという結果になりました。
📈 教訓:
下落時こそチャンス。短期的な恐怖に負けず、ルール通りに積立を継続することが成功の鍵です。
■まとめ:投資で一番やってはいけないのは「やめること」
| やってはいけない行動 | 代わりにすべきこと |
|---|---|
| 含み損で焦って売る | 積立を継続し、時間を味方につける |
| 積立を一時停止する | 下落時もコツコツ買い続ける |
| 値動きに反応して動く | 投資方針をブレずに守る |
💬FPメッセージ
投資の世界では「時間」が最大の味方です。
一時的な下落は“悪いこと”ではなく、将来の“チャンス”です。
「続ける力」こそが、あなたの資産を育てます。


