【超初心者向け】おすすめの投資信託ジャンル5選|全世界・S&P500・国内株式などをFPが解説


投資信託を始めたいけど、種類が多すぎてどれを選べばいいか分からない…。

最初はそう感じる人が多いね。でも心配ないよ。目的とリスクの考え方を整理すれば、自然と候補が絞れてくるから。

そうなの?おすすめの投資信託って、やっぱり“S&P500”とか“全世界株式”がいいって聞きくけど…。

そうだね。今日は、初心者でも安心して検討できる“代表的な5つの投資信託ジャンル”を、特徴と向いている人のタイプ別に紹介するね。
【超初心者向け】おすすめの投資信託ジャンル5選|全世界・S&P500・国内株式などをFPが解説
目次
1. 全世界株式インデックスファンド
キーワードは「分散投資・王道・長期投資」
特徴
全世界の株式市場に広く分散投資できるファンド。
米国・日本・欧州・新興国など、世界経済の成長をまるごと取り込むことができます。
メリット
- 1本で「世界中に分散投資」できる
- 特定の国に依存しない
- 長期的に安定した成長が期待できる
デメリット
- 為替変動の影響を受けやすい
- 成長性の高い地域と低い地域が混在
向いている人
「どの国が伸びるか分からない」「1本で完結したい」という人に最適。
2. 米国株式(S&P500)インデックスファンド
キーワードは「王道・人気・高成長」
特徴
米国の代表的な500社(アップル、マイクロソフトなど)に連動。
過去数十年、世界で最も高い成長を見せてきた米国市場に投資できます。
メリット
- 長期的に高いリターンが期待できる
- 為替と米国経済の恩恵を受けられる
- 商品数・情報量が多く、初心者にも人気
デメリット
- 米国経済に依存
- 為替リスクあり
向いている人
「米国の成長に乗りたい」「成長性を重視したい」人におすすめ。
3. 国内株式インデックスファンド
キーワードは「安定・親しみやすい・日本企業」
特徴
TOPIXや日経平均株価など、日本の上場企業に投資。
ニュースで馴染みのある企業が多く、初心者にとって理解しやすいのが特徴。
メリット
- 為替リスクがない
- 経済ニュースと動きがリンクしやすい
- 少額でも始めやすい
デメリット
- 日本経済の成長率がやや低め
- 海外分散ができない
向いている人
「日本企業を応援したい」「為替リスクを避けたい」人に向いています。
4. 新興国株式インデックスファンド
キーワードは「高リターン・高リスク・成長期待」
特徴
インドや東南アジア、ブラジルなどの成長市場に投資。
世界経済全体の成長エンジンとして注目されています。
メリット
- 成長率が高い国への投資が可能
- 分散効果を高められる
デメリット
- 値動きが大きくリスクが高い
- 政治・為替・制度リスクも存在
向いている人
「高リスクでも成長に賭けたい」人や、分散投資の一部として組み入れるのが効果的。
5. バランス型(複合資産)ファンド
キーワードは「安定・初心者向け・自動分散」
特徴
株式・債券・REITなどを自動で組み合わせ、リスクを抑えつつ安定運用。
いわば“おまかせ型”の投資信託。
メリット
- 1本で分散投資が完結
- リバランスを自動で行ってくれる
- 値動きが比較的安定している
デメリット
- リターンは控えめ
- 手数料がやや高いものもある
向いている人
「初めての投資で不安」「とにかく簡単に始めたい」人におすすめ。
【FPのまとめ】目的とリスク許容度で選ぼう
| 投資信託ジャンル | 特徴 | リスク | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 全世界株式 | 世界中に分散 | 中 | バランス重視 |
| S&P500(米国株式) | 高成長・王道 | 中〜高 | 成長志向 |
| 国内株式 | 為替リスクなし | 低〜中 | 安定志向 |
| 新興国株式 | 高リターン・高変動 | 高 | チャレンジ派 |
| バランス型 | 安定・自動運用 | 低 | 初心者・安心重視 |
FPからのアドバイス
初心者の方は「全世界株式インデックス」または「S&P500インデックス」から始めるのが王道です。
慣れてきたら、リスク許容度に応じてバランス型や新興国株式を組み合わせていくのがおすすめです。NISAやiDeCoを使えば非課税で運用できるので、「税制優遇 × 長期・分散・積立」が成功のカギです。


