【超初心者向け】インデックスファンドとアクティブファンドの違いを解説|どっちを選ぶべき?


「最近“インデックスファンド”ってよく聞くんですけど、アクティブファンドっていうのもありますよね? どう違うんですか?」

「いい質問だね! 投資信託を選ぶときに“インデックス型”か“アクティブ型”かを理解しておくのはとても大事だよ。
ざっくり言うと、“市場平均を狙うか”“市場を上回る成果を狙うか”の違いなんだ。」

「なるほど…でも初心者はどっちを選べばいいの?」

「それは投資の目的や考え方によって違うかな。今日は、その違いとメリット・デメリットをFP目線でわかりやすく解説しますね。」
【超初心者向け】インデックスファンドとアクティブファンドの違いを解説|どっちを選ぶべき?
目次
インデックスファンドとは?|市場平均に連動する投資信託
インデックスファンドとは、「日経平均株価」や「S&P500」などの株価指数(インデックス)に連動する運用を目指す投資信託です。
たとえば「S&P500インデックスファンド」は、アメリカの代表的な株価指数「S&P500」に含まれる500社の動きをほぼ同じように再現します。
特徴
- 市場全体の成長を取り込む
- 運用コストが低い(信託報酬が安い)
- 長期投資との相性が良い
メリット
- 管理がシンプルで、初心者でも安心して始めやすい
- 手数料が低いため、コストが利益を圧迫しにくい
- 経済全体の成長に乗るため、安定したリターンを期待できる
デメリット
- 市場が下がれば自動的に下落する(平均を下回ることはできない)
- 短期間で大きな利益は狙いにくい
アクティブファンドとは?|プロが市場を上回る成果を狙う投資信託
アクティブファンドは、運用の専門家(ファンドマネージャー)が銘柄を選んで「市場平均を上回る成果を目指す」ファンドです。
特徴
- 銘柄を積極的に売買し、運用方針に個性がある
- ファンドマネージャーの力量が成果を左右する
メリット
- 市場平均を上回るリターンを狙える
- テーマ性のある投資(例:AI・脱炭素など)も多く、興味を持ちやすい
デメリット
- 信託報酬が高い(コストがかかる)
- プロでも市場平均を上回れないケースが多い
- ファンド選びに知識が必要
インデックス vs アクティブの比較表
| 比較項目 | インデックスファンド | アクティブファンド |
|---|---|---|
| 運用方針 | 市場平均に連動 | 市場平均を上回ることを目指す |
| 手数料 | 低い(0.1〜0.3%程度) | 高い(1%以上のものも) |
| 運用者 | 自動的に構成銘柄を追随 | ファンドマネージャーが選定 |
| リターンの安定性 | 安定しやすい | 上振れ・下振れが大きい |
| 初心者向き度 | ◎ | △ |
| 長期投資との相性 | ◎ | △〜○(テーマ次第) |
FPが教える!初心者におすすめはどっち?
FPの立場から見ると、初心者はまず「インデックスファンド」から始めるのが基本です。
理由は3つ:
- コストが安い → 手数料の差は長期的に大きく効く
- 市場平均に乗れる → 個別銘柄選びに悩まない
- 長期・積立投資と相性抜群
アクティブファンドは、ある程度慣れてから「テーマ投資」「リスクを取って上振れを狙いたい」場合に一部組み入れると良いでしょう。
まとめ|まずはインデックスで基礎を固めよう
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 投資の基本姿勢 | 「市場全体に分散・低コストで長期投資」 |
| 初心者におすすめ | インデックスファンド(特につみたてNISA対応) |
| 慣れたら | アクティブファンドでテーマ投資に挑戦もあり |


