夏に要注意!食中毒の予防と対策

夏に要注意!食中毒の予防と対策
梅雨から夏にかけての高温多湿な季節は、食中毒のリスクが急増します。家庭でも外食でも油断は禁物。ここでは、食中毒の原因や症状、日常でできる予防策をわかりやすくまとめました。
食中毒の主な原因
食中毒は、細菌・ウイルス・寄生虫・化学物質などによって引き起こされます。特に夏に多いのが以下のような細菌性のものです。
- サルモネラ菌(生卵・加熱不十分な肉)
- カンピロバクター(鶏肉、特に生や半生調理)
- 腸管出血性大腸菌(O157など)(生野菜や肉類)
- 黄色ブドウ球菌(おにぎりなど素手で扱う食品)
食中毒の主な症状
感染してから数時間〜数日後に次のような症状が現れます。
- 激しい腹痛・下痢
- 吐き気や嘔吐
- 発熱
- 倦怠感
特に高齢者や子どもは重症化しやすいため、早めの受診が必要です。
食中毒を防ぐ5つの基本対策
- 手洗いの徹底
→ 調理前、食事前、トイレの後は必ず石けんで30秒以上洗いましょう。 - 食材の管理(買い物〜保存)
→ 肉・魚は保冷バッグで持ち帰り、冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下を保ちましょう。 - 加熱をしっかりと
→ 肉・魚・卵は中心温度75℃以上で1分以上加熱を。 - 調理器具の衛生管理
→ まな板や包丁は肉用・野菜用で分けるのがベスト。使ったらすぐ洗剤で洗浄・消毒を。 - 作り置き・弁当の取り扱い注意
→ 常温放置は避け、なるべく早く食べましょう。お弁当は冷ましてから蓋を閉めます。
もし体調に異変が出たら…
自己判断せず、すぐに医療機関を受診しましょう。嘔吐や下痢がひどいときは脱水症状にも注意が必要です。
まとめ
夏は食べ物が傷みやすく、少しの油断で食中毒を引き起こす危険があります。家庭でも外出先でも、「清潔・迅速・加熱」を合言葉に、しっかりと予防を心がけましょう。