投資信託 vs ETF、どっちがあなた向き？初心者にもわかる徹底比較ガイド
chihaya
投資信託 vs ETF、どっちがあなた向き？初心者にもわかる徹底比較ガイド
目次
【はじめに】同じようで違う「投資信託」と「ETF」
「積立投資を始めたいけど、投資信託とETF、どっちがいいの？」
そんな疑問を持つ方は多いでしょう。どちらも分散投資ができる便利な金融商品ですが、運用方法やコスト、使いやすさに違いがあります。
今回は、ファイナンシャル・プランナーの視点から、目的別にどちらが向いているかをわかりやすく解説します。
【1】投資信託とは？
投資信託は、投資家から集めた資金を運用のプロがまとめて運用する仕組みです。
主な特徴
- 毎月自動で積立が可能（NISA対応も多数）
- 基準価額は1日1回更新（リアルタイムではない）
- 購入時や保有時のコストは商品によって差がある
- 金額指定で購入可能（100円からOK）
【2】ETF（上場投資信託）とは？
ETFは、証券取引所に上場している投資信託で、株と同じように売買できます。
主な特徴
- 市場でリアルタイムに売買可能
- 信託報酬が低めでコスト効率が良い
- 配当金がもらえる商品も多い
- 株式口座が必要で、売買には手数料がかかる場合あり
【3】投資信託とETFの違いを比較
| 比較項目 | 投資信託 | ETF |
|---|---|---|
| 購入方法 | 金額指定、ネット証券で簡単 | 株のように取引時間中に売買 |
| リアルタイム性 | ×（基準価額は1日1回） | ○（価格は常に変動） |
| 最低購入額 | 100円〜 | 数千円〜数万円（1口単位） |
| コスト | 商品によりバラつきあり | 一般に低コストが多い |
| 配当の扱い | 自動再投資が基本 | 現金配当を受け取れることが多い |
| 使いやすさ | ◎（初心者向き） | △（やや知識が必要） |
【4】あなたに向いているのはどっち？
🔰 投資初心者・手間をかけたくない人
→ 投資信託
- 自動積立OK、100円から購入可能
- スマホアプリだけで管理可能
📈 コストを抑えて効率重視・中上級者
→ ETF
- インデックス運用のコストが格安
- 値動きを見ながら自分で売買できる
【5】NISAならどっちが良い？
NISAでは、ETFは対象外のため投資信託一択となります。
NISAの枠を使い切った後で、ETFにチャレンジするのも良い流れです。
【まとめ】あなたの目的・スタイルで選ぼう！
投資信託とETFにはそれぞれメリット・デメリットがあるため、どちらが「優れている」というよりは「あなたに合っているか」がポイントです。
長期目線での資産形成なら、まずは投資信託からスタートして、慣れてきたらETFでポートフォリオを拡充していくのが現実的です。
