日銀の政策金利ってなに？市場への影響をやさしく解説！

2025年4月28日 2025年4月28日

chihaya

ニュースでよく耳にする「日銀が政策金利を据え置き」という言葉。
でも、そもそも政策金利とは何でしょう？

簡単にいうと、政策金利は「お金の貸し借りにかかる基本の金利」のことです。
日本銀行（＝日銀）は、日本経済をうまくコントロールするために、この金利を上げたり下げたりします。

たとえば、銀行同士が短期間お金を貸し借りする時に適用される金利「無担保コールレート（オーバーナイト物）」が、今の日本の政策金利の一つです。
これを動かすことで、私たちの生活や企業活動にじわじわと影響を与えています。

では、政策金利が上がったり下がったりすると、何が起こるのでしょうか？

1. 金利が上がるとき
→ お金を借りるコストが高くなる。
→ 企業や個人がローンを組むのを控える。
→ 経済の過熱を防ぐ。（インフレを抑える）

2. 金利が下がるとき
→ お金を借りるコストが安くなる。
→ 企業が設備投資をしたり、個人が住宅ローンを組みやすくなる。
→ 景気を刺激する。

つまり、政策金利は「経済のアクセルとブレーキ」みたいな役割をしているのです。

また、政策金利の発表は、株式市場や為替市場にも大きな影響を与えます。
たとえば、「金利を上げる」と発表されると、円が買われやすくなり円高になったり、逆に「据え置き」や「下げる」といった場合は円安になりやすい傾向があります。

今回、日銀が政策金利を「据え置く」と予想されています。
これはつまり、今の低い金利をしばらく維持するということです。

低金利が続けば、引き続き企業の借入負担は軽くなり、株価が下支えされるかもしれません。
一方で、円安が進む可能性もあり、輸入品の値上がり（生活コストの上昇）には注意が必要です。

政策金利は一見難しそうですが、「お金の借りやすさを調整して、景気をコントロールする仕組み」だと考えるとわかりやすいですね。
日銀の動きに注目することで、これからの経済の流れを少し先取りできるかもしれません。

ニュースを見るときには、ぜひ「政策金利」と「その後の市場の動き」に注目してみてください！