FPが解説「投資信託の基本とはじめ方:初心者向け完全ガイド!」株式投資との比較。

新NISAのスタートなどで、投資信託に興味を持ったという人も多いのではないでしょうか?投資信託は、資産運用の手段として幅広く利用されていますが、投資は難しい、投資は怖い、そんな風に思っている人もまだまだ多いかと思います。

しかし、投資信託にはリスク分散や専門家による運用、さらには少額から始められるといったように、利点も多くあります。

この記事では、投資信託の基本や投資信託のはじめ方を、株式投資との比較も交えながらファイナンシャル・プランナーが初心者にもわかりやすく解説していきます。

投資信託の基本! 資金をプロに預けて分散投資する仕組み。

そもそも投資信託とはどのようなものでしょう?投資信託とは、みなさんのような複数の投資家から集めた資金を、ファンドマネージャーと呼ばれるプロの投資家に預けて、株式・債券・不動産などのさまざまな資産に分散投資することで運用する仕組みです。

投資家であるみなさんは、その運用成績に応じて収益を得ることができます。

投資信託と株式投資の比較。特徴と違いについて

投資信託には主に、以下の3つのような特徴があります。

  1. リスク分散:資産を複数に分散することでリスクを抑えることができます。
  2. 専門家の運用:投資のプロであるファンドマネージャーが市場動向を分析し、最適な投資を行います。
  3. 分かりやすさ:投資信託は一つの金融商品であり、株式や債券など個々の資産への投資と比較して、取引や運用が容易に行えます。

これに対して、株式投資には以下のような特徴があります。

  1. 企業の所有者になる:株式投資は、個別の企業の株式に投資することを指します。つまり、ある企業の一部の所有者(オーナー)となることになります。
  2. ハイリスク・ハイリターン:個別株式の価格は企業の業績や市場の状況によって大きく変動するため、投資信託のようにさまざまな資産に分散している場合に比べてリスクが大きくなります。ただしその反面、得られるリターンも大きくなります。
  3. 自己選択と自己管理:株式投資は、どの企業の株式を購入するかを選択し、市場動向の分析や投資資産の管理など、投資家自身がファンドマネージャーの役割をすることが求められます。

投資信託と株式の比較まとめ

リスクとリターンのバランス

  • 投資信託:リスク分散により、一つの資産に依存せずさまざまな資産に投資するため、リスクが分散されます。しかし、その分リターンも株式投資よりも抑えられる傾向があります。
  • 株式投資:個別株式への直接投資のため、リスクとリターンの両方が高くなります。そのため株式市場の変動によって大きな利益や損失が生じる可能性があります。

運用の手間と専門性

  • 投資信託:ファンドマネージャーが運用を行うため、投資家自身が市場分析や投資資産の管理を行う必要がなく、運用の手間や専門的な知識もそれほど必要ありません。
  • 株式投資:投資家自身が企業や市場を分析し、購入する株式の選択や投資資産の管理を行う必要があります。自己選択と自己管理が求められ、ある程度の専門的な知識や時間が必要になります。

リスク管理と安全性

  • 投資信託:リスク分散により、個別株式投資よりもリスクを抑えることができます。特定の企業や業界のリスクに依存せず、安定した成績を期待できます。
  • 株式投資:個別株式を選択することによって生じるリスク管理が求められます。特定の企業や業界の業績や市場状況に大きく左右されるため、リスク管理は難しくなります。

投資信託のはじめ方「6つのステップ」

1. 目的を明確にする

投資信託を始める前に、自分の目的を明確にしましょう。資産運用の目標やリスク許容度、投資期間などを考えることが重要です。

2. リサーチを行う

投資信託にもさまざまな商品がありますので、自分の目的やリスク許容度に合ったファンド(商品)を見つけるために、インターネットや専門書、金融機関の提供する情報を活用して情報収集を行いましょう。

3. 口座を開設する

投資信託を始めるには、証券会社や銀行などで口座を開設する必要があります。口座開設には本人確認書類が必要となるため、事前に用意しておきましょう。

4. 投資信託を選ぶ

口座が開設されたら、自分の目的やリスク許容度に合ったファンド(商品)を選びます。この際もひとつのファンド(商品)に資産を集中するのではなく、複数のファンド(商品)に分散投資することも検討することをおすすめします。

5. 投資を始める

選んだ投資信託に一定の金額を投資します。投資額や頻度は自由に選択できますが、定期的な積立投資を行うことでリスク分散や資産形成を促進することができます。

6. 継続的なモニタリング

投資は長期間にわたるものです。定期的に投資先の動向をチェックし、必要に応じて投資資産の調整を行いましょう。短期的には元本を割り込むことがあるかもしれませんが焦らず冷静に、長期的な視点を忘れないようにしてください。

まとめ

投資信託は、リスク分散や専門家の運用、少額からの投資資が可能なことから、資産運用の初心者にも人気があります。

一方で、株式投資は高いリターンの可能性があることや株主優待のブームなどが人気を支えています。

いずれを選ぶにしても投資をはじめる際には、自分の目的やリスク許容度を十分に考え、適切な投資先を選ぶことが重要です。

短期的な損得だけではなく、長期的な視野で継続的な投資を行うことで、資産形成や将来の安定を目指しましょう。